魔法少女リリカルなのは 星を砕く者 総括あとがき






 そんなわけで、あとがきですが、真面目にそんなもの書くような高尚な作品でも、作者でもないわけで、

 なにやら、ひたすらグダグダになるかと思われますが、どうぞよろしく。




 はてさて、そんなワケで無事に完結しました『星を砕く者』


 一時期は更新も停滞して、あわやこのまま

 終わらない
 ↓
 短編も更新しない
 ↓
 そのままフェードアウト

 みたいなコンボが繋がるところでしたが、こんなけったいな物語を読んでくださっている読者様のおかげで、無事に完結させることができました。


 きっと、この物語が完結できたのはそんな読者の方々がいてくれたおかげであります。

 私が出来ることなんて、自分の妄想をキーボードで打つ程度の事しかできないわけで、

 それが曲りなりにも一つの作品として完結することが出来たのは、物語としてこの作品を見ていただいた方が居たからであって。

 何よりも、そんな方々の感想やら声援があった最後まで書き続けられたのだと思います。



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 さて、そんな『星を砕く者』なのですが、この作品があったからこそ私はこの魔法少女リリカルなのは二次創作という世界に入ってきました。

 結局のところ、この作品を公表したいが為に、こんなHPを仕立て上げたりしたわけです。

 その一番最初の切欠となったのは――2007年9月某日。

 ひとつのアニメ作品が最終回を迎えたことに起因しております。

 皆さんご存知でしょうが『魔法少女リリカルなのはStrikerS』という物語です。

 ちなみに、私はリリカルなのはは無印から欠かさず見ていてStSもその放映前から楽しみにしていた、ただの一ファンでございました。

 けれど、StSが終了した私に湧き上がったのは、一抹の寂寥感でした。

 それは無印、A’sが終了した時には感じなかった感情です。

 もちろんStSがつまらなかったと言うわけではありません。

 あの物語は私の中で、ただしく『リリカルなのは』であり、最後まで楽しむことができた作品でした。

 それでもStSが終了した時に寂しさを感じました。それは言葉にするならば、

「こいつらは、もっと面白くて、楽しい話も出来るのに、終わるなんてもったいなさすぎるよッ!!」

 と、いったものでした。

 個性的ですばらしいキャラクターが揃っているこの世界観は、更なる広がりを持つことが出来る可能性を秘めていたが故にそんな思いを私に残していきました。

 けれども、ただのファンである私にできることは、ただ四期を切望して待つことしかできませんでした。



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 そんな、なにやら胸の内でもやもやとしたものを抱えたまま数日。

 某所であるものを拝見いたしました。

 『星を砕く者』のモデルというか、妄想の元となった『怠惰な日常』さまで公開された『劇場版妄想予告』でした。

 それを見た時に、無ければ自分で作ればいい、という天啓を得た私は、気づけばエディタを開いて、胸の奥で淀んでいたものを吐き出すように打ち込んでいました。

 その時点では、あくまで脳内にある妄想を蛇口を開きっぱなしにしたかの如くダダ漏れにしたような代物でしかありませんでした。

 衝動的に書いた代物であり、プロットなど微塵も存在してはおりません。

 しかし、なにをトチ狂ったのか、私はこれを公開するべくHPまで作ったりする始末。

 この時は、私の暴走を止めてくれる心優しい人は誰一人として近場に存在しておりませんでした。

 そんなワケで10月某日。私の妄想を晒す為だけにPEACEKEEPERは始動いたしました。

 なお、この時に私の頭の中にあったキーワードは

『フェイトちゃん、囚われのお姫様になる』

『最終兵器タカマチナノハ』

『ほ、星がっ、星が落ちてくる!?』

 だけで、ございました。

 アンタ、本気で馬鹿じゃねえのか?



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 そんな波乱の幕開けであった星を砕く者でございましたが、

 最初のころは周一更新と言うことで今後の展開を考えながら書くという、香港映画のノリでお話を進めていきました。

 そんな手探り状態のまま突き進む、物語。

 しかし、とりあえず明確にしなければならないのは主役の存在です。

 最初のころは我らが魔法少女高町なのはが素手で持って落下してくる巨大な惑星をカチ割る――などという展開が脳裏を掠めたりしたような気もしないでもないですが、さすがにそれはねぇだろうって事で却下。

 そんなわけで白羽の矢が立ったのがストライカーズの面々でございました。

 その中でもスバルとエリオの二人を主役に据え、物語を展開していくカタチとなりました。

 ティアナとキャロはヒロインだよ!(スバ×ティアは正義!)

 そんなわけでストライカーズたちに艱難辛苦を与えるべく、なのはさんはラストまで封印処理されるハメになりました。

 リリカルなのはなのにね。

 まぁ、そんな行き当たりばったりな様相を見せたまま星を砕く者は進んでまいりました。



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 そんな星を砕く者兼PEACEKEEPER誕生秘話でした。

 これ以外にも話の途中で様々な寄り道やら方向転換を繰り返すハメになりました。

 そんなネタバレを含んだ裏話は是非『星を砕く者・うらがき』で!!(公開未定)

 などと、紆余曲折を繰り返した末に、星を砕く者は完結いたしました。

 みんなの声援が無かったら、マジで完結してなかったこと請け合い!!

 そんなわけで、ここからは感想を下さった方や関係者様へのお礼タイム!


(順不同でお送りさせていただいております)



 >チャティさん


 長編だけでなく、短編も何度と無く宣伝してくださった私の魂の友人(自称)。
 足を向けて寝られないぜ!! でもはやては渡しません。

 チャティビームが天を突く!!

 あ、リリティア書くよ!!


 >コンさん


 クライマックスフェイズにおいてトップページの更に一番上に宣伝文を載せてくれた偉人。むしろゴッド。
 初めて見た時は目を疑ったと言うか、キングクリムゾンを体験した。
 今後ともよろしくしていただけると嬉しいです……


 >空色藍さん


 なぜ、うちのSSが紹介されたのか、いまだに解らない……(ぉ
 それほどまでに、レベルが桁違いの感動ストーリーを描いてらっしゃるお方。
 手前味噌ではありますが認めていただいたようで本当に嬉しかったです。


 >辻堂さん


 送られてくる感想はいつも大変、励みになりました。
 これからも、お互いに頑張っていきたいですサー。


 >矢矧士郎さん


 拙作の紹介をしてくれたありがたすぎるお方。
 最終話の後も感想をありがとうございます。
 なんというか、本当に感無量であります。


 >天波浅葱さん


 メッセではいろいろとご相談していただいたり、リンクでも拙作をご紹介して貰ったりとまさに至れり尽くせり。
 呼称表は拙作を作るうえで大変役立たせていただきました。
 みんな、チンク姉合同誌買おうぜ!!(詳細はトップページに)


 >浅木原忍さん


 目指すべき指針として、日々更新されているその勇姿が何よりも励みになりました。
 これからも、浅木原さんのようなSSがかけるように精進していきたいと思いますぜ!


 >なまくらさん


 あなたが居なかったら、うちのブログは未だにペースキーパーであり、つまりは『ゆっくりしていっ(略)』だった自信がありますよ!
 心優しい紳士であらせられるなまくらさんに精一杯の感謝を!


 >時空管理局様

 常日頃から、補足大変感謝しております。
 時空管理局に補足されてなかったら、これほど読んでくれる人は増えなかったでしょう。
 感謝してもしたりないよぅ!!


 >ちあきさん


 数多くのご感想大変ありがとうございました。
 あなたの言葉が、星を砕く者を続ける原動力となっておりました。


 また、uu湯さんを始め、匿名ながらも星を砕く者のご感想をお送りいただいたすべての読者様にありがとうの言葉を。



 くわえて私の心に火をつけてくださったみかげ貴志さま。


 そしてなによりも、魔法少女リリカルなのはという物語を紡いでくれたスタッフの皆様方に最高の感謝を。




 星を砕く者はここで紹介させていただいた方、紹介しきれなかった方を問わず、皆様の力が無ければ完結しえない作品でした。



 星を見て思い描いた願いは、諦らめなければきっと叶う。



 そんな物語を書くことができて、本当に私は幸せでした。




 それでは、また再び作品の中でお会いいたしましょう。





《BGM:星の在り処》
 







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